着物
現在までと異なるのは、今までの約束事にこだわらず洋服感覚で着る人が増大した事である。
また冠婚葬祭（七五三・成人式・卒業式・結婚式といった行事）に限れば着用する女性はいる。
浴衣については、花火大会・夏祭りの衣装としては浸透しており、平成期になって柄・材質とも多彩になり、かつての「湯上がり着の延長」だった時代とは見違えるほど鮮やかでファッション性も高く、「ギャル浴衣」なども登場している。
和服リサイクル専門家の買取価格も、新品調達価格の100分の1以下に査定されるので、嫁入り道具に和服を持参する女性が少なくなった。
近場の業者さんは、何かあったときにもうに来ててくれる安心感があります。
テレビドラマ『名古屋嫁入り物語』に見られる嫁入り家具の引き出しに和服を入れて嫁ぐ風習も、2000年代以降は廃れつつある。
洋服地で着物や帯を作ったり、洋服と重ね着したり、足下にパンプスやブーツを履いたり、帯揚げにレースを使用するなど新鮮なマスターが楽しまれている。
足元を充分にとホールドしてくれる意匠がメリットがあるなパンプスです。
夫婦共働きで女が和服を着る機会も洋装で済ますので、昭和時代までは質草になった和服の需要が減少。
ただし1990年代後期からアンティーク着物（昭和初期以前のもの）やリサイクル着物（昭和中期以降）を扱う店が激増し、雑誌を火付け役として女の間で徐々に着物人気が起こってはいる。
女児用の浴衣として浴衣の上着に膝丈スカートを当てはめた浴衣ドレスというものが出てきた。
大人っぽく着用できる膝下までの長さが買いポイント。
日常的に和服を着る女子を見かける機会は少なくなった。
デパートなどは開放的な水着トレンドと、隠して魅せる浴衣という二本柱で夏の商戦を仕掛けている。
